真珠知識①”真珠の価値”
真珠の価値は、以下の要素で決まります。
サイズ
色
キズの有無
形
テリ(光沢)
これらの要素の組み合わせによって、真珠の価値は大きく変わります。
希少性が高く、より美しいものほど高価になります。

真珠知識②”真珠のサイズについて”
真珠のサイズは直径で表され、あこや真珠は主に3~10mmの範囲で、0.5mm刻みで流通しています。同じ品質であれば、真珠のサイズが大きいほど価値は上がります。
真珠は7.0-7.5mm、7.5-8.0mmといったように、0.5mm単位でサイズ分けされ、製品化されます。ネックレスに仕立てる際は、例えば7.0-7.5mmのサイズの場合、**中心にいくほど大粒(7.5mm近く)**の真珠を配置し、両端に向かって小さく(7.0mm近く)なるように連ねるのが一般的です。わずか0.5mmの違いですが、着用した際の印象は大きく変わります。

真珠知識③”真珠に色について”
あこや真珠の色は、白、クリーム、グレーが基本です。中でも白い真珠は、光の加減でピンク、ブルー、グリーンなどの干渉色を放ちます。一般的に、この干渉色がピンク系のものが最も価値が高いとされています。また、染めではないナチュラルグレーの真珠は希少で、その自然な美しさから近年人気が高まっています。

真珠知識④”キズについて”
真珠は天然の産物であるため、表面に**キズ(シワ、へこみ、突起など)**が見られることがあります。キズの程度は真珠の美しさに影響を与えるため、キズが少ないものほど価値が高いとされています。

真珠知識⑤”形について”
あこや真珠は、真円に近いほど高い価値があるとされてきました。しかし、近年では、形が不揃いなバロックパールもその個性的な魅力から人気を集めています。

真珠知識⑥ ”テリ(光沢)”
真珠の「テリ」は、その輝きの強さや質を表す言葉です。良いテリを持つ真珠は、ただ光っているだけでなく、鏡のように映り込みがはっきりとしています。中心部から力強く輝くテリは、真珠層が均一かつ厚く形成されている証であり、高品質な真珠の条件の一つです。

真珠知識⑦ ”ネックレスの連相”
ネックレスは、個々の真珠の色、テリ、キズが均一に揃っていることが重要です。真珠を一つひとつ見極め、厳選して連ねる高い技術が、良いネックレスを生み出します。
